粉末の酸素系漂白剤は使い勝手の良さから、お手入れや掃除などに愛用されている洗剤です。
塩素系漂白剤とは違い、酸素系漂白剤は使いやすいのですが、使うときには注意したいポイントがあります。
しまった!!失敗した!!こんなはずじゃなかった…そんなことにならないように、粉末の酸素系漂白剤を使う前に注意点を知っておいてくださいね。
このブログでは、これより先の文章で、「粉末の酸素系漂白剤」を「酸素系漂白剤」と書いています。
粉末と書かれていなくても、粉末の酸素系漂白剤だと理解して読んでください。
酸素系漂白剤には粉末と液体があり、使い方などに違いがあります。
今回は粉末の酸素系漂白剤のみについてお伝えしているので、気を付けてください。
まずは、酸素系漂白剤を使う前に注意したいポイントをおさえておくことで、より効果的に使うことができます。
私も酸素系漂白剤を使って、色々と失敗をしました(笑)笑えることから、笑えないことまで…色々ありました。
私のような失敗をしないでくださいね!
今回は、「酸素系漂白剤」「注意点」についてお伝えします。
ドラミママからのお知らせ
この記事はあくまでも私個人の体験や感覚、感じたことをもとに書いています。
ここに書かれていることが全てではないのでご注意くださいね。
「そうなんだ!」
「なるほどね!」
そう思っていただけるといいなと思っています。
私の体験が誰かの助けになれば嬉しいです。
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使えない素材かどうか確認する
酸素系漂白剤を使う前に、まずは、お手入れや掃除したいものが、使える素材かどうか確認をする必要があります。
万能洗剤として知られている酸素系漂白剤ですが、使えない素材もあるので気を付けてください。
酸素系漂白剤が使えない素材
- シルク、ウール、レーヨン、アセテートなどデリケートな素材
- 水洗いできないもの
- 漂白剤が使用禁止の衣類
- 革製品
- 金属製品
- 金属の装飾品がついたもの
- 含金属染料で染めた衣類
- アルミ素材
- ラテックス塗料
- 漆器、金箔、銀箔などの塗装
- 畳
- 木製品
酸素系漂白剤が使えない素材をあげてみましたが、色々あることが分かります。
注意してほしいのは、ここにあげたものは、全てではないということです。
例えば、
洗える衣類でも黄ばんだ色はもとに戻すことができません。
洗濯で色落ちしてしまう衣類などは、色落ちしにくいと言われる酸素系漂白剤ですが、色落ちする可能性があります。
洗える服でも、繊維にダメージを与えてしまうものもあるので、大切に着ている服や、デリケートな素材の服などはクリーニングに出すのがおすすめです。
デリケートな素材には使えません
シルク、ウール、レーヨン、アセテートなどデリケートな素材には、酸素系漂白剤を使うことができません。
繊維を傷めてしまったり、縮んでしまったり、色落ちさせてしまう可能性があるからです。
洗えるから大丈夫ではなく、デリケートな素材の衣類には注意しましょう。
水洗いできないものには使えません
酸素系漂白剤はぬるま湯に溶かして使うものなので、水洗いできないものには使うことができません。
ドライクリーニングの表示マークがついているものなど、洗濯や手洗いができないものには使うことができません。
漂白剤が使用禁止の衣類
酸素系漂白剤はその名前の通り、「漂白剤」です。
漂白剤が使えない衣類には使うことができません。
衣類についている洗濯の表示マークをしっかりと確認しましょう。
金属には使えません
金属製品や金属の装飾品がついたものには、酸素系漂白剤を使うことができません。
含金属染料で染めた衣類も同じように酸素系漂白剤を使うことができません。
金属に酸素系漂白剤がついてしまうと、腐食させてしまったり、変色させてしまう可能性があります。
アウターなどの衣類に金属の装飾品がついていないか、しっかりと確認してください。
金属の装飾品を取り外すことができればいいのですが、金属がついているものは酸素系漂白剤が使えないと覚えておいてくださいね!
アルミ素材には使えません
アルミ素材に酸素系漂白剤がついてしまうと、変色させてしまう可能性があります。
アルミの鍋などは、酸素系漂白剤を使わないように注意してください。
塗料や塗装には使えません
ラテックス塗料など、塗料が使われているものは、はげてしまう可能性があります。
ラテックス塗料は、ツヤのない落ち着いた見た目が人気ですが、基本的に木製のものに使われる塗料で、木製のものには酸素系漂白剤は使うことができません。
漆器、金箔、銀箔など色落ちや変色などの可能性があります。
酸素系漂白剤の汚れ落ちのパワーは思っている以上に強力なので、塗料や塗装などを変色させたり、色落ちさせることがあることを覚えておいてくださいね。
畳や木製には使えません
酸素系漂白剤がもっている強い酸化作用とアルカリ性の性質により、繊維や素材を傷めてしまい、変色や劣化の原因となります。
畳や木製品には、それぞれ専用のクリーナーや洗剤などがあるので、そういったものを使うようにしてくださいね。
畳専用の汚れを浮かせて落とすことができるクリーナーがあるので、畳の掃除に使ってみてください。
洗濯表示マークで確認する
消費者庁の新しい洗濯表示早見表。より
引用先:https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/laundry_symbols.html
衣類などについている洗濯表示マークを確認することで、酸素系漂白剤が使えるかどうか確認することができます。
上の洗濯表示マークを見てもらうと分かりますが、赤い線で囲ったものがあります。
赤い線で囲われた洗濯表示があるものは、酸素系漂白剤を使うことができません。
ウエットクリーニングは、あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、専用の洗浄液と水を使い、洗たく物の化学的・物理的ダメージを極力抑えた状態で行う洗浄方法です。
ウエットクリーニングは自宅で行うことができず、クリーニングに依頼する必要があります。
使用上の注意点
- 使用する量を守ること
- 使用する水の温度に気を付けること
- 換気を行うこと
- 手袋を使うこと
- 必要に応じてマスクをつけること
酸素系漂白剤を使うときに、気を付けたいポイントです。
もう少しだけ詳しく説明しておきます。
どれも大切なことなので、覚えておいてくださいね!
使用する量を守る
酸素系漂白剤を使う量は、多ければいいというわけではありません。
量が多すぎると粉が溶けきれなかったり、色落ちや素材を傷める原因となる可能性があるので、使う量は守るようにしましょう。
酸素系漂白剤の使い方は色々あり、使用量の例としてあげたのはほんの一部です。
汚れを落としたいものなどによって酸素系漂白剤を使う量が少し違うので、気を付けてくださいね。
頑固な油汚れなどは、衣類などのつけ置きと同じ量では油汚れが落ちきらないため、使う量を増やす必要があります。
使用する水の温度に気を付ける
酸素系漂白剤は40から50度くらいのぬるま湯を使うことで、より効果的に汚れを落とすパワーを発揮してくれます。
30度以下の冷たい水や60度を超える熱湯では、酸素系漂白剤のパワーが発揮されないので気を付けてください。
換気を行う
酸素系漂白剤は塩素系漂白剤とは違い、強烈な臭いがあるわけではありませんが、換気をしながら使いましょう。
冬など寒い季節には、窓を開けたり換気するのが嫌と思うかもしれませんが、酸素系漂白剤にも臭いがあるため、換気を行うことが大切です。
手袋を使う
酸素系漂白剤は酸化作用で汚れを分解してくれますが、この作用が肌にも影響を与えてしまいます。
ゴム手袋をせずに素手でさわってしまうと、手の油分を奪ってしまい、肌への刺激やかゆみのトラブルを引き起こす可能性があります。
酸素系漂白剤を使うときには、ゴム手袋をして、素手で触らないようにしましょう。
手袋を選ぶときは、自分の手のサイズにあったものを使いましょう。
大きすぎるサイズは作業がしにくくなるので、作業がしやすいように手にピッタリフィットするものを選ぶことが大切です。
ゴム手袋や使い捨て手袋などでOKです。
必要に応じてマスクをつける
酸素系漂白剤は塩素系漂白剤とは違い、それほど刺激臭があるわけではありませんが、気になる場合にはマスクをつけて行いましょう。
おすすめの酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は色々な掃除やお手入れに使うことができ、上手く活用しているとあっという間になくなってしまいます。
酸素系漂白剤は量の多いものをネットショッピングで買うのがおすすめです。
スーパーやドラッグストア、ホームセンターなどでも酸素系漂白剤を買うことができますが、持ち帰ってくるのが重たいので、私はネットショッピングを活用するのがおすすめです。
宅配の配達員さんには本当に感謝です。
いつも重たいものを注文していますが、家まで配達してくれるのが助かっています。
丹羽久 過炭酸ナトリウム 4kg
4kg入っているので、安心して使うことができます。
Amazonにて2,345円にて販売(2024年4月22日現在)
1gあたり0.6円ほどです。
カネヨ石鹸 過炭酸ナトリウム 1kg
1kg入っています。
Amazonにて1,075円にて販売(2024年4月22日現在)
1gあたり1円ほどです。
KEK 過炭酸ナトリウム 1㎏×3個セット
1㎏が3個セットになっており、全部で3㎏。
Amazonにて1,958円にて販売(2024年4月22日現在)
1gあたり0.6円ほどです。
価格はAmazonのサイトを参考にしています。
価格は変わることがあるので、確認してください。
よくある質問
- Q塩素系漂白剤と一緒に使って大丈夫!?
- A
絶対に混ぜないでください!!
酸素系漂白剤と塩素系漂白剤を混ぜると、危険なガスが発生する可能性があります。
必ず別々に使用してください。
- Q保存するときに気をつけることは!?
- A
湿気を避け、子供の手の届かない涼しい場所に保管してください。
酸素系漂白剤を買ったときの容器や袋に入れたまま保存するのがおすすめです。
密閉できる容器に移し替えてしまうと、酸素がはっせいして容器を破損させる恐れがあるので注意が必要です。
まとめ
酸素系漂白剤は強力な洗浄力と除菌・消臭効果を持つ便利なアイテムです。
酸素系漂白剤を安全&効果的に使うことで、日々の掃除やお手入れを快適にすることができます。
酸素系漂白剤を使う上での注意点を理解して、使いはじめてください。
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